ぽんこつ看護師がただ現実逃避してマウンテンゴリラを目指していく

一般家庭で悠々と過ごしてきたへっぽこ看護師が、いろんなことに挑戦して生きづらい世の中を頑張って生きていく与太話集。マウンテンゴリラを目指す。

【看護師】消化器外科、消化器内科はどんな疾患をみるの?

 

 

 

寒すぎてお布団をみにいくと、6万する布団をおすすめされました なずなです。

高すぎる…😣😣

 

ということで、今回は

消化器外科はどんな患者さんをみるの??

という疑問に答えます。

学生さんが勉強するときや、配属が変わったあとどんな勉強すればいい?って人におすすめです。

 

 

│消化器外科の主な患者層

 

¦消化器とは 

口腔内から肛門までのすべてをみます。

口腔は口腔外科がみてるので、主には食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、膵臓、肝臓です。

消化器は1年目の職場にかなりおすすめされるのか、それは消化器の範囲の広さ、治療の幅の広さがあると思います。

治療初期の検査、手術期の急性期からリハビリの慢性期、ターミナルまでみれるのもそのひとつ。

全身状態の観察が学べるし、合併症も含めいろんな状態を見れるので勉強会がはかどる。

 

 

¦よくくる消化器

■食道

食道腫瘍、食道静脈瘤、食道アカラシア

■胃

胃腫瘍、胃穿孔、胃潰瘍、胃静脈瘤

■十二指腸

十二指腸腫瘍

■小腸・大腸

小腸・大腸腫瘍、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎、腸閉塞、痔瘻、ヘルニア、腸穿孔、虫垂炎

膵臓

膵腫瘍、膵炎、膵嚢胞、インスリノーマ

■肝臓、胆嚢

胆嚢炎、胆管炎、胆管腫瘍、肝腫瘍、肝硬変、肝不全、肝性脳症、肝嚢胞、肝炎

 

■その他

腹部外傷(各消化器の損傷)

 

 

¦治療

 

ざっくり、治療としては手術、内視鏡、保存(絶飲食の腸管安静、点滴加療)、化学療法、放射線治療が主。 

健康診断でひっかかる方から、自覚症状がでてきて受診、緊急入院パターンなどいろいろあります。

 

パターン例

・初回大腸ポリープから内視鏡治療して、そのまま手術適応となって手術。術後補助化学療法する

・手術適応でないから化学療法で腫瘍を抑えてから手術する

・腫瘍による狭窄や、穿孔をおこして緊急でストーマをあげる

・術後の腸閉塞で繰り返し入院する

 

これに限局する訳では無いですが、多いのがこんなかんじです。

初期から退院までの支援、また再入院する可能性も高いので手術後の治療も継続し、緩和までお付き合いすることも多いです。

 

 

内視鏡

 

■食道、胃、大腸

EMR.ESD.CSP

EIS.EVL

バルーン拡張

 

■肝胆管,膵臓

ERCP.ERBD.EST.切石

ENBD

PTGBD.PTGBA

PTCD

EUS-FNA

 

これらが多いです。あとは普通に生検と止血。

止血も焼灼や、止血剤散布とか方法がいろいろある。

わたしはちなみに下に載せてある本で勉強しました!

実際の内視鏡の方法もかいてあってイメージしやすかったのと、治療の説明が分かりやすかって観察ポイントが分かりやすかったです。検査前検査後のケアがあったり、声掛けとかも書いてるので内視鏡看護師さんにもおすすめ。

 

 

ナースのための やさしくわかる内視鏡検査・治療・ケア
 

 

 

 

‖手術

 

各部位の摘出、切除

幽門側胃切除やら、膵体尾部切除、虫垂切除、胆道再建やらなんやらいっぱいあります。なんでもとっちゃう外科。

あとはドレナージや、腸閉塞解除、ストマ増設などなどなど。

 

 

勉強はこちらの本でやりました。

こちらも分かりやすくてすごくよき。

初心者向けはこちらの本!

全麻から各手術の合併症や、ケアポイントが載ってます。抗がん剤ものってるので、ほんとに何も知らないはじめまして人向けです。

 

 

こっちは、消化器をちょっとかじった人向け。

初心者からちょっと毛がはえると、思うギモンを解決してくれる 

そもそもの合併とか、流れを理解してないと、いまいちイメージがつきにくいとおもいます。

例えば、「胃全摘後に左胸水がたまりやすいのはなぜ?」「鼠径ヘルニア施術で鼠径部を切開する場合と腹腔鏡を用いる場合があるのはなぜ?」とかいろいろ気になる!あ、それ気になってた!というところが解決できます

消化器内科的な部分もあるのでおすすめです!!

 

 

 

 

 

ちなみに上記の疾患や治療は、

すべての疾患をかいてるわけでもないし、よくくるメジャーなものを記載しているだけですのであしからず!

ちなまに、うちの病棟はすーぱー混合病棟なのでなんでもきます…

 

病棟しんどい…😢

 

こんなことが聞きたいとかがあれば、おしえてください