ぽんこつ看護師がただ現実逃避してマウンテンゴリラを目指していく

一般家庭で悠々と過ごしてきたへっぽこ看護師が、いろんなことに挑戦して生きづらい世の中を頑張って生きていく与太話集。マウンテンゴリラを目指す。

【看護師】一体どんな業務をしているの??

 

 

 看護師の仕事はとにかくコミュニケーションです。

ですが、いっぱいの看護記録などの看護以外の業務があるのも事実。

 

そんでもって、基本は医師の指示に従い、物事を進めていきますので、医師の指示がないと動けねえってかんじです😑😑

全部ききます。どこまで動いて良くてどこまでこの人に必要なのかどれくらいの状態でいればよいのかすべてききます。

もちろん、自分たちで考えて医師の指示のもとで、看護を提供しますが、たまーに、「え?どうした?正気?」みたいな医者がいるので、やんわり提案をするくらいです。

 

それ以外は患者の病状の把握(異常なのか、ほっといて良いのか)や、いろんなものの準備をしていきます。

何かおかしなことがあれば主治医の指示に従い、できることを実施。指示がない場合や緊急の場合は、鬼のように電話をして指示を貰います。

お医者様方ほんとにすいません、指示ください😩😩

 

 

とりあえず、よくあること、ぱっと思い浮かんだことをかいていきます。




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¦看護師業務

採血、静脈留置針確保、輸血、検体運搬

バイタルサイン測定・観察(検温、聴診、触診などなど)

点滴混注、点滴の実施、注射

創洗浄、ガーゼ交換などの創管理

各種ドレーン管理 

導尿、膀胱留置カテーテル留置

リハビリ、関節拘縮予防訓練、嚥下訓練

呼吸器管理、心電図モニター管理

喀痰吸引、体位ドレナージ、体位変換、酸素吸入、ネブライザー

IC(インフォームド・コンセント 主治医から本人家族への説明)への同席

患者カンファレンス

多職種カンファレンス、退院前カンファレンスの参加

 

 

¦指導

生活指導、食事指導、リンパ浮腫指導 

血糖測定、インスリン使用指導

オストミー管理、指導、仲介業者とのやり取り

 

 

¦生活のお手伝い

口腔ケア

陰部洗浄、オムツ交換

洗髪、シャワー浴介助(車椅子、ストレッチャー)

整容(手浴、足浴、爪切り、髭剃り)

環境整備(消毒や、身の回りが片付けられない人の手伝い)、ベッドメイキング

エンゼルケア

食事介助(経腸栄養含む)

内服管理(内服の個数確認や、配薬、点眼などなど)

移送、リハビリ

飲水制限、食事制限

コルセットや頚椎からーの装着

 

 

 

¦書類、パソコン業務

 

入院の案内、各種書類説明、手術の同意書等の確認、術前オリエンテーションクリニカルパスの説明

栄養評価表の実施、必要度算定、実施した処置や薬品のコストをとる

転院サマリー、看護サマリー、転床サマリー、看護計画の評価・見直し

看護記録

委員会活動

看護研究、学会参加

多職種カンファレンスの調整

患者と家族とのIC調整

持ってきてもらいたいものの連絡等

退院支援、介護保険身体障害者手帳の説明

 

 

¦医師補助

※(私の働いている病棟でよくやることに限ります)

創洗浄、抜糸抜鉤、デブリ、縫合

ドレーン位置調整、ドレーン洗浄

腹水穿刺、胸腔穿刺

気管支鏡、肛門鏡、ブジー

サンプチューブ、FDチューブ留置

CV挿入、抜去

胸腔ドレーン留置抜去

マルク

挿管、Aライン挿入

 

 

これら以外にも他の病棟や働き方によっていろんなことをしないといけません。

とにかく業務過多。

なんでこんな記録せなあかんの?ってくらい記録しなきゃいけないし、なんでこんな書類を看護師がやらなあかんの?ってくらい書類あります。

医者に対しても、医者になってこんなことせなあかんのか?!っていう書類や仕事もみかけるけど、看護師もよっぽど…。

 

看護助手さんもいるけど、頼めないことも多いし、一緒にしないといけないことも多いし、存在は助かるけども、もっとできることを増やして欲しい…と切に思います。

 

業務過多すぎて、時間内にいろいろしたいことが出来ないのが、かなりくるしい。

特に、私の働く病院は急性期からターミナルまでいらっしゃるので、優先順位を考えて、できること、やらなきゃいけないことを優先してやっていくと、患者さんの話をゆっくり聞いたり、ゆっくりリハビリしたりなんてことが難しいです。 

 

とくに、いまは認知症だったり、介助の必要が必要な方も多いので、センサーコールというものをつけて、動こうとすると、確認しに行く必要があります。パーキンソン等の動作緩慢な方がいると、転倒のリスクもあるので注意が必要になります。

患者さんの安全を守るためにつけるけど、体動制限になるし、されてる患者さんからしたらストレスになる、でも、傍にいてあげて一緒に付き添えるわけじゃないからベッドに戻って戻ったり、車椅子でナースステーションにいててもらったりとストレス凄くあたえてしまうことになります。せん妄になってしまうやつです。

時間を見つけて、動いたりしますが、今は家族も入れない時代なので、特に患者さんのストレスが強く我慢してもらうことが多いです。

 

実際の教科書だと、本人の話を聞いて、なんで立ちたいのか、その行動の意味をとらえて、解決できるように援助する…みたいなのがかいてますが、話を聞いてもそれを解決するまでに至らないのが現実です。

 

なので、もう少し負担を減らすように専門の誰かに来てもらうか、看護助手さんのできる仕事を増やして欲しい…。と切に思ってます。

 

かといって、今は介護、看護が減っているので、機械が看護、介護を…っていう時代になってると思いますが、やっぱり繊細な患者さんのからだや病態に合わせた援助っていうのは人にしか出来ないと思います。

機械でできる部分ももっとふやしてほしいと思うけど、どのあたりなんだろうなあ。

 

便利な世の中になったのにむずかしい。